平均時給が1500円を超える派遣だが減少も見られている
2017.05.17
エン・ジャパンが調査結果を発表
5月12日、人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社は、同社で運営している日本最大級の派遣のお仕事まとめサイト「エン派遣」において、同サイトに掲載された全職種の求人情報をエリア別に集計し、募集時の平均時給分析を実施、その結果を発表した。
この調査は、同社が毎月実施しているもので、職種に関しては、同サイト上での分類に準拠したものとなっている。

医療・介護系の人手不足の影響か
今回、エン・ジャパンがエン転職において行った4月度の調査によると、3大都市圏の派遣の平均時給は1533円となっており、前月比-2円、前年同月比-27円となっている。
マイナスになっている主な要因として、同社では、医療・介護系といった職種において、人手不足の影響で採用難易度が増加し、仕事のブランクのある人や未経験者の就業を可能にした低時給の求人が増加したことをあげている。
一方で、職種別に平均時給を見ると、オフィスワーク系の職種が3か月連続で過去最高の時給を更新し続けており、1529円となっている他、営業・販売・サービス系職種が1419円、クリエイティブ系が1690円、技術系が1722円と前年同月比でプラスが生じている。その反面、IT系が2053円、医療・介護系が1217円とマイナスに転じている。
エリア別平均時給では、東海エリアが1349円で前年同月比プラスになっているが、関東エリアおよび関西エリアではマイナスとなっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
エン・ジャパンプレスリリース
http://corp.en-japan.com/newsrelease/2017/3527.html
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