共働きの家庭、子どもが病気になったらどうしてる?日本病児保育協会がアンケートを実施

2015.07.01
共働きの家庭で子どもの病気を看病するのは?

2015年6月30日、一般財団法人日本病児保育協会は共働きで未就学児を持つ父母を対象に、「子ども」についてアンケートを実施した結果を発表した。

実施概要としては、一週間の労働時間が30時間以上の父親、母親で、調査地域は全国、回答数は600件(うち50件は1人親家庭)だという。

アンケートの目的は、病児保育を利用することの多い小学校就学前の子どもがいる家庭では、子どもの急な病気にどう対応しているか、病児保育への認知や利用状況などを調査するためとしている。

「子どもが病気になったとき」の対応として、アンケートで最も多かった回答が母親が仕事を休むというもの。その割合は62%をも占め、父親が休むと答えた人は7.8%にとどまった。

母親の悩みは10年前と変化なし

また、「子どもの病気を理由に仕事を休むときの気持ち」をアンケートしたところ、「職場に迷惑をかけてしまう」と答えた母親が67.7%にのぼった。同理由を選択した父親は43%であり、これは10年以上前にマクロミルが行った調査とほぼ同じだという。やはり母親が「子どもの病気」と仕事の両立に頭を抱えているのは、なかなか変わらない問題であることがわかる。

また、病児保育についてのアンケートでは、利用した経験があると答えたのは12%だったが、今後は利用してみたいと考えている母親は48.3%にもなり、母親が「子どもの病気」への対応に苦慮していることが浮き彫りになったといえるだろう。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

共働き家庭の子育て事情、『子どもの病気』はワーキングマザーまかせ!
http://sickchild-care.jp/press/8924/

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kakimoto