2018年3月卒業の新卒求人倍率をリクルートワークス研究所が発表
2017.04.29
4月26日に、株式会社リクルートホールディングスにおいて、人と組織に関して研究を行っている研究機関であるリクルートワークス研究所が、2018年3月卒業予定の大卒求人倍率について実施した調査結果を発表した。
同調査は、全国7198社および大学生1237人、大学院生385人を対象として行われた調査である。
今回、リクルートワークス研究所がまとめた調査によれば、2018年3月卒業予定の大学生および大学院生を対象とした大卒求人倍率は1.78倍で、前年の1.74倍と比較しておよそ同水準であることが分かっている。
全国の民間企業における求人総数は、75.5万人であり、前年の73.4万人から2.1万人増加している。一方で、民間企業への就職を希望する学生は42.3万人であり、前年の42.2万人と比較して、ほぼ同水準であった。
従業員規模別の求人倍率は、従業員規模300人未満の企業で6.45倍、5000人以上の企業で0.39倍と従業員規模間の倍率差は拡大している。
業種別に見た場合、流通業が11.32倍、建設業が9.41倍で、この2業種については、前年と比較して大きく求人倍率が増えている。これは、2010年3月の調査以来最も高い数値になっており、流通業と建設業における採用環境が非常に困難なものになっていることが明らかになっている。
一方で、建設業の求人は、前年と比較して6000人増加、流通業は9000人増加、新卒に対する需要は高まっており、それに対して、学生における応募希望者は前年と比較して大きく減っている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
リクルートプレスリリース
http://www.recruit.jp/
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