保育士資格を持つ300名に聞く「保育園問題」

2017.04.27
現役保育士の80%“保育園で働き続けたい”

マクロミルは、保育士資格を持つ300名に「保育園問題」を保育士にアンケート調査をし、その結果を2017年4月25日に発表した。

調査は、インターネットリサーチ方式、期間は2017年4月14日~4月15日に行った。調査対象者は、全国の保育士資格を持つ男女、現在保育園で働いている人150名、過去に保育園で働いていた人150名、合計300名。

現在保育園で働いている保育士150名に、「保育園で働き続けたいか?」を問うたところ、「働き続けたい」と79%が回答。その理由は「子どもが好きだから」が80%、「やりがいを感じるから」が54%、「子どもの成長に携われるから」が54%、「保育士に誇りを持っているから」36%であった。

退職した保育士「また保育園で働きたい」は半数以下

過去に保育園として働いていたが、現在は働いていない有保育士資格者150名に、「今後保育園で働きたいと思うか?」を問うたところ、「働きたい」と回答したのは42%。

辞めた理由は、「給与が安い」「労働時間と給与が合っていない」などの「給与」関係が47%であった。続いて「専業主婦・夫になった」が45%。「労働時間が長すぎる」「勤務時間が不規則」などの「労働・勤務時間」が35%であった。

保育士が考える「保育園問題」の1位は「給与水準が低い」

保育士の考える「保育園問題」の1位は「保育士の給与水準が低い」が94%。「保育園で乳幼児の死亡事故が起きることがある」が87%、「待機児童問題」85%と続く。

問題とされている給与水準について、公務員・会社員として働いている保育士70名に“理想の給与額”と“実際の給与額”を問うたところ、理想の平均給与額は月28万円に対し、実際は19万円であった。9万円程度の差がある。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

マクロミル プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/000000624.htmll

記事をシェアする

kakimoto