グローバル人材の育成とワーキング・ホリデーの関係性セミナー報告開催
2017.04.22
日本ワーキング・ホリデー協会は、協会がサポートしているAustralia Curtin University 浜村武助教授の研究「グローバル人材の育成とワーキング・ホリデーの関係性」についての途中経過報告を兼ねたセミナーを2017年4月17日に開催した。
浜村助教授はグローバル人材を育成していくには、ワーキング・ホリデーは有用であり、ワーキング・ホリデーの効果を心理学的知見から科学的に検証することを研究している。
ワーキング・ホリデー制度とは、2つの国または地域間の取り決めに基づき、相手国・地域の青少年に対して自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度である。
ワーキング・ホリデー・ビザは観光ビザ、留学・学生ビザ、就労ビザとは異なった若者限定の特別なビザで、どこに滞在しても、どこを旅行しても、仕事をしても、語学学校に通っても良いという自由度の高いビザである。
今回の発表では、現在オーストラリアに平均6カ月滞在している約50名のワーキング・ホリデーをしている若者に調査を行った。調査内容は、文化的知性(異文化対応力)についての経過報告であった。
ワーキング・ホリデーの経験が、4つの指標(戦略・知識・意識・行動)のうち、「行動(異文化環境での言語、非言語行動に適応する能力)」に良い影響をもたらすという報告があった。浜村助教授は引き続き調査を続け、指標との因果関係を研究する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日本ワーキング・ホリデー協会 プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/000013835.html
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