女性新社会人の意識調査 2017「漢字一文字」で書かれた今年の抱負
2017.04.05
ストッキングメーカー”アツギ”は、今年4月から働く女性新社会人の意識に関する調査を行いその結果を2017年4月3日に発表した。
調査は、2017年2月9日~3月6日期間行われ、対象者は今年4月から働き始める女性(専門学校、短大、大学、大学院)、有効回答数515であった。
調査結果の概要として、今年の女子は、土・日曜日はしっかり休み、平日は残業が少なくサクッと帰ることができれば、多少の辛さには耐え仕事熱心なタイプ。”キャリア志向だが、仕事とオフのスイッチを分ける”姿は「サクキャリ女子」と呼べる。
”アツギ”製品は、漢字一文字で製品の名前を付けている。それにちなみ、アンケート対象者に一文字の漢字を選んでもらった。
「努」、「挑」、「新」、「耐」、「進」という順番で新しいものに挑戦し、忍耐強く前に進む努力は惜しまないという。チャレンジャブルな気持ちが前面に表れているように思える。
「管理職になりたいか?」の問いには、40%の人が”なりたい”と答えている。
政府は、2020年までにリーダー的立場の女性の割合を30%としているが、今回の調査結果は40%であった。現状の企業内における女性管理職の男女比の割合は6.6%であり、女性の管理職がひとりもいない企業は50%である。
今年の女性社会人にとって、先輩の女性管理職の手本が少ないことは、新社会人にとって厳しい環境であり、サポートが必要と思われる。
有給休暇取得は、「やるべき仕事を優先し、仕事にあまり支障の無い程度で取得できればいい」が大多数で64%。
選んだ漢字が示すように、仕事に対する態度は努力や忍耐は必要と考え、休みは支障のない程度にと考えている。「現実を見極め、仕事に対するプロ意識も高く、過度な期待はしない」人物像である。
月にしてもいいと考える残業は20時間以内が50%で、90%が40時間以内に入る。仕事はするけど、プライベートも大事と考える「自分を第一に考え、無理はしない」人物像となっている。
結婚したいは93%、そして結婚・出産後も働き続けたいと考えている女性は81%。育児への心配もあり、育児中の「保育所問題」や「定時に帰宅できない」などの心配が上位になっている。
また、パートナーへの希望としては「家事・育児を分担したい」が88%を占めているが、パートナーの働き方への要望は「家事や育児よりも仕事を優先して、残業もしてほしい」が55%となっている。
(画像はアツギ ホームページより)
▼外部リンク
アツギ プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/000009792.html
アツギ ホームページ:
http://www.atsugi.co.jp/ourbrands/index.html
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