多国籍企業で働くアジア人女性リーダー世界での活躍を妨げるのは「人種」「性別」

2017.04.01
アジア人女性リーダーに調査を実施

ハイドリック・アンド・ストラグルズ ジャパン(以下 ハイドリック&ストラグルズ )は、ヨーロッパまたはアメリカ系企業に勤めているアジア人女性リーダーに「世界で活躍すること」の意識調査を行い、その結果を2017年3月31日に発表した。

調査はインターネットのアンケート方式で、タイトルは「アジア人女性リーダーが世界で活躍することに対しての意識調査」、期間は2016年5月~12月、有効回答数は138であった。

世界で活躍したいが、自信がない

「キャリアプランにおいて、世界的に活躍したいか?」の問いに対し、90%の人が”はい”と答え、現在自分が居る地域だけでなく、世界的活躍を希望している。

「世界的に活躍する機会もらえる自信はあるか?」の問いに対しては、64%の人が”自信がない”と答えている。

「世界的に活躍するにあたり、人種を壁と感じるか?」の問いに対して、57%の人が”感じる”と答え、「性別の壁を感じるか?」の問いには、48%が”感じる”と答えている。

世界で活躍できなければ離職、でも、家族は大事?

「活躍する機会がない場合、転職・離職は考えるか?」の問いに対して、57%の人が”オファーがなければ転職・離職”すると答え、28%の人が”2年以内になければ離職する”と答えている。

「世界での活躍に踏み切れない理由は?」の問いに対して、43%の人が”家族と過ごす時間が少なくなる”と答え、21%の人が”出世に意欲的ではない”と答え、13%の人が”英語のコミュニケーションスキルが足りない”と答えている。

「所属企業の本社はアジア人を教育する意欲があると思うか?」の問いに対し、48%の人が”いいえ”と答えている。

(画像はハイドリック&ストラグルズのホームページより)

▼外部リンク

ハイドリック&ストラグルズ プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/000024650.html

ハイドリック&ストラグルズ ホームページ:
http://www.heidrick.co.jp/

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轟吾郎
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