「過重労働」に関する実態調査・過労死ライン(月間80時間)企業は40%

2017.03.28
過重労働防止は始まったばかり

エン・ジャパン株式会社(以下 エン・ジャパン)は、エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト「エン 人事のミカタ」を利用している企業を対象に「過重労働」に関する調査をし、その結果を2017年3月24日に発表した。

調査方法は、インターネットによるアンケート方式、期間は2017年1月25日~2月21日、有効回答数は408であった。

結果の概要として、1年間に過労死ラインと言われる月80時間以上の残業をした社員がいた企業は40%であった。過重労働防止を進めている企業は74%、「”過労死ゼロ等”緊急対策」について知っている企業は16%であった。

過労死ラインを超える残業をした社員がいた企業40%

「過去1年間で、月80時間(過労死ライン)を超える残業をした社員がいたか」の問いに40%の企業が”いた”と答えた。業界別に見てみると1位がマスコミ・広告・出版で2位がIT・インターネット業界であった。

企業規模では1位が501名以上の企業、2位が301~500名の企業で、企業規模が多き方が残業が多いという結果になった。

過重労働防止に取り組む企業は74%

「貴社では、過重労働防止に取り組んでいますか?」の問いに74%の企業が”はい”と答えた。

具体的例として「業務分担やフローの見直し」58%、「管理職への時間管理教育)」52%、「残業を事前申請させる」51%と、単に人を増やして仕事を分散させるのではなく、業務の進め方や、ルールの整備を重要視していることが分かった。

「”過労死ゼロ等”緊急対策」について知っている企業は16%

「2016年12月に政府が公表した『過労死等ゼロ』緊急対策を知っていますか?」の問いに、16%の企業が内容も含めて知っていると答えた。

調査結果の詳細は下記のURLを参照。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

エン・ジャパン プレスリリース:
https://www.atpress.ne.jp/news/125102

調査結果の詳細:
http://corp.en-japan.com/news/3498.html

記事をシェアする

轟吾郎
轟吾郎