保育士の働き方革命で、待機児童を解決する方法
2017.03.17
株式会社キッズライン(以下 キッズライン)は、自社が運営している「キッズライン保育園」についてのアンケート調査を行いその結果を2017年3月15日に発表した。
厚生労働省の調査結果によると、全国の保育園への待機児童数は2001年の2万人から2016年の2.6万人と大きな変動はない。
待機児童が減らない原因の1つに、保育士の不足があり国は保育士の低賃金を指摘し給与アップ施策を行っている。しかし、キッズラインが元保育士に「何故保育園に戻らないか?」を聞いたところ
◆毎日、朝6時から夜22時まで働いたが残業代が支払われない。基本給も安い。
◆閉鎖的環境なため、キャリアアップが望めない
◆職場環境が悪く、いつ自分がいじめの対象になるかと不安
「給与が低い」「将来への不安」「人間関係」など多くの問題があり職場へ復帰しないようである。
「キッズライン保育園」とは、「ベビーシッター保育」のこと。現在キッズラインでは700名のベビーシッター登録者を抱えている。そのベビーシッター達にアンケート調査をしたところ、
「キッズライン保育園」で働くことに「大いに満足」「大体満足」「満足」を含めて100%満足という結果が出た。
その理由を尋ねてみると、1位は「就労時間が自由なこと」、2位は「仕事とプライベートの両立」と「個別保育ができること」であった。ベビーシッター(保育士)にとって継続して働くために大事なことは「給与」ではなく、「プライベートとの両立」であることが分かった。
保育資格を持つベビーシッターへ「何故保育園に戻らないか?」を訪ねたところ
◆職場のような人間関係がなく、仕事に集中できる
◆子供と密接につきあうことができる。顧客の要求にあわせた育児を追求できる
◆収入が増えた(働いた分きちんと収入がある)
などの回答があり、”一度辞めた保育士”や”保育士を志望しているが今の環境ではなる気がない”と考えている潜在保育士の新しい仕事場となっている。
キッズラインはベビーシッター保育園は待機児童を抱える親にとって新たな画期的な保育園になると言っている。
それは、保育園のような建物を作る必要がない。すぐにでも制度として始められる。
また、乳児が熱を出したり、病気になったりしたら保育園では「お迎え」に行かねばならぬが、ベビーシッター保育は親が帰宅するまで自宅で待つことができ、安心できるなどの利点がある。
「キッズライン ベビーシッター無料登録説明会」と「キッズラインサービス」の詳細は下記のURLを参照。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
キッズライン プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/000011508.html/
キッズライン ベビーシッター無料登録説明会:
https://kidsline.me/sitters/welcome
キッズライン ベビーシッターマッチングサービス:
http://www.grooforce.com/
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