グローバル転職求人倍率、12月度は需給バランスに崩れ
2017.02.02
バイリンガルに特化した就職・転職の求人広告事業、人材紹介事業、イベント事業を展開しているダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社は、2016年12月末時点のグローバル転職求人倍率をまとめた。
グローバル転職求人倍率とは、2ヵ国語以上の言語をビジネスレベル以上で使用できることを条件にする求人と、そのスキルのある転職希望者のバランスを算出したもの(求人数を転職希望者数で割ったもの)である。
12月度は求人数が前月比105%、転職希望者数は前月比73%となり、12業種中11業種でグローバル転職求人倍率が上昇した。
業種別では、「情報通信業」が最も高く、前月比2.25ポイント増の4.29倍。次いで「製造業」が前月比0.53ポイント増の2.92倍、「農林水産・鉱業」が前月比1.83ポイント増の2.70倍となった。
職種別に見ると、「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」が最も高く、前月比2.26ポイント増の6.83倍。次いで、「総務/人事/法務」が前月比1.57ポイント増の5.18倍、「財務/会計」が前月比1.35ポイント増で4.43倍となった。
「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」、「総務/人事/法務」は、求人数が前月比で増加しているのに対し、転職希望者は前月比で減少となっている。「財務/会計」については求人数は前月比で減少したが、転職希望者数が更に減少したため、高倍率となっている。
毎年12月は、転職希望者の新規登録が最も少ない月となっており、2013年、2014年12月は転職希望者数、求人数ともに減少していたが、2015年、2016年12月は、転職希望者数が減少する一方、求人数は増加傾向に転じており、過去4年間の12月度求人数で、2016年12月度求人数は過去最高となった。
転職活動が年末にかけ鈍化する一方、採用活動は活発化が見られ、12月は1年間で、需給バランスが最も崩れる月となっていると考察される。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社 プレスリリース
http://corp.daijob.com/news/news/20170126
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