転職を思いとどまるボーナス額は、実支給額の1.5倍

2017.01.30
2016年冬の賞与に関する実態

総合転職情報サイト『マイナビ転職』を運営する株式会社マイナビが、2016年冬のボーナスについて調査を行い、その結果を発表した。同試みは今回で6回目となる。

同調査は全国の25歳、30歳、35歳の、転職意向のある正社員を対象にインターネットを介して行った調査で、それぞれ160名の計480名の回答を集計・分析した。

まず、2016年冬の賞与の支給額で最も多かったのは20万円台と30万円台で、それぞれ12.5%を占めた。賞与の支給なしという回答は全体の16.7%、最も多い金額では200万円以上との回答で、全体の平均値は72万円であった。2015年との支給額の比較では、10%以下の増減だったという回答が最も多い41.9%を占め、11%以上増えた若しくは減ったという回答は、それぞれ同程度で約21%の割合を占めた。

前述の賞与額を会社の規模によって分けて集計すると、その平均値は60人未満の従業員数の会社が43万円、60~299人の会社が65万円、300人以上の会社では92万円となった。また、支給なしとの回答は300人以上の会社では6.4%にとどまったのに対し、60人未満の会社では33.3%と、会社の規模によって支給の有無と金額に差があることがわかった。

ボーナスは人材の引き留めに有効?

転職を思いとどまる賞与額についての質問に対しては、「100万円~199万円」が最多で18.3%、「50万円台」の16.5%、「いくらであっても思いとどまらない」との回答が15.6%と続いた。この希望額の平均値をとると112万円で、実支給額平均の72万円の1.5倍程度に相当する。

(画像はプレスリリースとマイナビ転職公式サイトより)

▼外部リンク

「マイナビ転職 2016年冬の賞与に関する実態調査」を発表
http://www.mynavi.jp/news/2017/01/post_12693.html

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須藤琴実
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