キャリア支援・就職支援の実態調査 「人と仕事研究所」

2017.01.21
大学のキャリア支援・就職支援に関する実態調査

1月17日、企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS新卒」を運営する、株式会社アイデムの「人と仕事研究所」は、全国の大学・キャンパスを対象に、キャリア支援・就職支援について実態調査を実施し、調査結果を発表した。

キャリア支援・就職支援の課題

大学に、キャリア支援・就職支援における課題を聞くと、「学生の業界・企業理解の向上」「学生の就職活動に対する意識の向上」「学生の就職ガイダンス・就職対策セミナーへの参加率向上」といった回答が7割を超える結果となった。

現状のインターンシップに対する考え

近年、インターンシップ参加学生を新卒採用選考に誘導するというような、インターンシップが選考の手段となっている場合がある。インターンシップについて、大学は、「賛成派」は44.6%、「反対派」は52.4%という結果となった。

アイデム人と仕事研究所所長 岸川宏氏は、以下のようにコメントしている。

「反対」とする理由には、インターンシップ本来の目的である“キャリア形成支援”から外れるのではないかという意見が多く寄せられています。一方、「賛成」とする理由には、「企業との“マッチング”を判断する上で必要」という意見が多くなっていました。とは言え、その中には「本来の目的を鑑み、カリキュラムを充実させてほしい」という声も。

(プレスリリースより引用)

今回の調査により、学生については「就職に関する理解」、「意識の向上」が課題となっており、インターンシップについては「反対」と捉える意見も多く、大学は学生・企業双方に課題を感じていることがわかった。

(画像は株式会社アイデムホームページより)

▼外部リンク

株式会社アイデム プレスリリース
http://www.aidem.co.jp/company/topics/830_d.html

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