障がい者の働きやすい環境づくり
2016.11.27
障がい者を支える企業づくりの現状と課題
障がい者向け就業支援業を運営する株式会社LITALICOが、障がい者雇用に関する企業向けアンケート調査を実施した。対象は、LITALICOが運営する就労移行支援事業所「LITALICOワークス」を利用した企業となる。
障がい雇用の増加
日本政府が今年4月に施行した「改正障がい者雇用促進法」に伴い、企業は障がい者雇用について「合理的配慮」が法的義務となった。「合理的配慮」とは、本人からの申し出に限らず、障がいについての配慮を必要とする社員の把握が必要となる。
障がい者の雇用が増加する中で、障がい者社内定着や、モチベーション継続などを含めた採用方法から、昇級などの雇用について更に検討の必要性がある。
合理的配慮 企業の取り組み
今回の調査の結果、「合理的配慮」が出来ていると回答した企業は80%となった。定期的な面談を実施したり、本人の通院や休暇においても60%以上の企業が配慮している結果となった。
障がい者雇用が増加する一方で、60%以上が正社員登用を行っておらず、昇給なども実際にはまだ課題が残ることが判明した。新たな評価の仕組みや制度づくりが必要とされており、障がい者の働くためのモチベーション環境づくりの検討が重要となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
LITALICO、障害者雇用を行った企業担当者を対象にした調査を実施 ~「合理的配慮」への対応、8割の企業が「できている」と回答も、国が配慮指針に定める「相談窓口」を整備済の企業は3割未満~
http://litalico.co.jp/news/10862
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