グローバル転職市場にみるIT人材の流動化
2016.11.27
グローバル人材の転職市場の動向
企業のグローバル化が言われるようになって久しいが、グローバル人材の転職市場は、現在どういった動向を示しているだろうか。
2016年11月24日、ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、外資系・グローバル企業転職情報サイト「Daijob.com」を運営しているダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社は、2016年10月末時点のグローバル転職求人倍率を発表した。
グローバル転職求人倍率は、2ヵ国語以上の言語をビジネスレベル以上で使用できることを条件にする求人と、そのスキルのある転職希望者を倍率として算出したものだ(転職求人倍率=求人数÷転職希望者数)。
IT技術系のグローバル転職求人倍率は2.48倍
職種別にみると、「電機(電気/電子/半導体)技術系」が最も高く2.79倍。「IT技術系」は2.48倍となっている。また、業種別にみると「製造業」が最も高く2.15倍。半導体・電気・電子部品メーカーの求人は前月比132%増加で2013年8月以降最高となっている。
IT職種の転職希望者は前月比150%増加
IT技術系の職種は、求人数が前月比105%増加、転職希望者数については前月比150%増加している。プロジェクトマネージャーとカスタマーサポートエンジニア経験者の転職希望登録者数は2013年8月以降最高。
IT関連職種は求人数と転職希望者数が双方とも増加傾向にあり、人材の流動化が進むと考察される。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社
http://corp.daijob.com/
おすすめの記事
学研ホールディングスが「リスキリングに対する労働者の現場の意見調査」を実施
2024.03.27 - 調査・データ
学情が「AI・DXスキルの習得」について調査を実施
2024.03.26 - 調査・データ
学情が「ポータブルスキル」について調査を実施
2024.03.26 - 調査・データ