総務省、労働力調査(詳細集計)平成28年(2016年)4~6月期平均(速報)を発表!

2016.08.16
前年同期に比べ労働人口増加し、完全失業者も10万人減少!

平成28年8月9日、総務省は平成28年4月~6月期平均の労働力調査の速報値を発表した。完全失業者は前年同期に比べ10万人減少し、正規・非正規の職員・従業員共に増加していることが判明した。

現在の日本における15歳以上の人口は1億1,055万人。うち就業状態にある労働力人口は6,654万人で、前年同期比で47万人増加した。就業者は6437万人で、前年同期比で57万人増加した。

自営業者が546万人で、前年同期比で18万人減少した。家族従業者が15万人で、前年同期比で17万人減少した。雇用者は5,703万人で、前年同期比で90万人増加した。

役員を除く雇用者は、5,356万人。このうち、正規の職員・従業員は3,367万人で、前年同期比で53万人増加した。非正規の職員・従業員は1,989万人で、こちらも前年同期比で36万人増加した。

非正規の職員・従業員において、男女別に現職の雇用形態である主要な理由としては、男性では「正規の職員・従業員の仕事がないから」が最多の148万人で、前年同期比で9万人減少。女性では「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多の350万人で、前年同期比で3万人減少した。

また、転職者の比率では、25~34歳が最多の67万人で、前年同期比で7万人減少した。次いで15~24歳が61万人で、前年同期比で5万人増加した。これに35~44歳が58万人で続き、前年同期比で3万人減少した。

これを男女別で見ると、男性では25~34歳が最多で、次いで15~24歳、これに55~64歳が続く。対して女性では、35~44歳が最多で、次いで15~24歳、これに25~34歳が続く。

少子高齢化の影響か、「65歳以上」の就業非希望者が増加

このほか、完全失業者は217万人で、前年同期比で10万人減少した。このうち失業期間が「1年以上」にわたる者は78万人で、前年同期比で4万人増加した。仕事につけない理由としては、男女共に「希望する種類・内容の仕事がない」が最多の61万人で、前年同期比で6万人減少した。

非労働力人口は、前年同期比より47万人減少した4,401万人であった。そのうち就業希望者は378万人で前年同期比で56万人減少していた。

一方で、就業非希望者は3,944万人にのぼり、前年同期比で15万人増加した。なお、就業非希望者のうち「65歳以上」は39万人増加したという。

▼外部リンク

労働力調査(詳細集計)平成28年(2016年)4~6月期平均(速報)
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/index.htm

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