来春新卒、既に半数以上が内定
2016.06.16
10日、2017年卒就職情報サービス「キャリタス就活2017」を運営する株式会社DISCOは、2017年3月卒業予定の全国の主に大学4年生を対象に、6月1日から5日就職意識に関する調査を実施、1,188人から回答を得て、調査結果を発表した。
2017年卒業予定者の採用選考が6月1日正式に解禁され、就職活動が山場を迎えている。6月1日現在の学生の内定率は54.9%で、先月調査(5月1日現在)の29.1%から1か月で25ポイント以上増加した。内定企業の従業員規模は1,000人以上の大企業が57.9%を占めた。
2016年2月時点の「2017 年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」では、企業の新卒採用の見込みは、6年連続で増加傾向を示した。2017年3月卒業予定者の採用数は、前年度よりも採用を「増加」すると回答した企業が29.9%であるのに対し、「減少」は6.5%であった。
選考解禁当日(6月1日)の呼び出しの内容を複数回答で尋ねると、最も多かったのは「1次面接」で42.3%、「最終面接」が22.6%、「内定通知のための面談」も9.5%あり、選考解禁日が最終局面というケースも少なくなかったようである。
売り手市場が採用競争を加速し、昨年ほどではないものの、内定者の確保を急ぐ企業が多いことがわかる。
内定を得た学生のうち就職活動を終了した割合は30.7%で、64.0%の学生は就職活動を継続していると回答した。
第2希望の企業からは内定を得たとしても、本命企業の採否はこれからという学生が多いとみられる。いずれにしても、6月が学生にとっても、企業にとっても、大きな山場であることは間違いないようである。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社DISCO 2017年度キャリタス就活「学生モニター調査結果(2016年6月発行)」
http://www.disc.co.jp/monitor201606.pdf
株式会社DISCO「2017 年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」
http://www.disc.co.jp/research-fb/2016kigyou-report2.pdf
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