日本の経済成長・セキュリティ強化に優秀IT人材必須
2016.06.15
日本におけるIT人材の重要性
経済産業省が、IT人材の最新動向と将来推計に関する調査を行い結果発表した。
今後の日本産業の成長にとってITは重要な役割を担うと言われている。調査内容は、具体的な中長期的な人材需給動向や、今後のIT人材の確保・育成に向けた策についての調査となる。
IT人材の重要分野と問題点
情報セキュリティ分野のニーズが今後更に増加することが予想される。また、ビッグデータ、IoT等の新しい技術による、IT利活用の高度化・多様化が進展することが、IT人材の需要増加傾向にあると言える。
一方で、日本は若年人口の減少が見込まれており、国内の人材供給率も伴って低下することが予測される。
IT 需要動向やIT人材の不足規模の推計
先端IT人材は、現在約90万人で、17万人不足となっている。また、情報セキュリティ人材は現在28万人、13万人の不足となっている。特に今後ニーズが高まると思われるセキュリティ分野の2020年人材不足数は20万人弱に昇ることが発表された。
今後のIT人材確保に向け、女性、シニア、外国人などの多様な人材の活躍推進を図ると共に、個々のスキルアップのための支援強化が必要である。また、IT起業家の育成の強化等、IT業界の魅力を向上する必要性がある。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
IT 人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました
http://www.meti.go.jp/press/2016/06/.pdf
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