転職のジレンマ「給与・待遇」 -エンジニアの転職にまつわる調査の結果発表・トライアロー株式会社

2015.04.09
調査対象は、エンジニアに就く(就いていた)男女300人

トライアロー株式会社は、WEBデザイナーや建築技術者などエンジニアに特化した人材サービス企業だ。転職支援サービス事業も展開する同社は、首都圏のエンジニア300名(男女25歳から39歳)を対象に転職に関する調査を実施、その結果を発表した。

9割が転職を考える、終身雇用はもはや神話

調査結果によると“転職経験者”は6割を占め、“転職を検討したのみ”の回答を合わせると約9割に及んだという。終身雇用は既に神話だとされ、転職限界を35歳とみるのも過去の話といわんばかりだ。

「転職を考えた理由」の回答は“給与・待遇への不満”が最多で136人、“仕事の内容に不満”が2位で“人間関係に不満”が3位。給与条件を一番にあげるも、仕事や環境に拘るエンジニアらしい回答だ。

就業先に求めることも「給与・待遇」、妥協点も「給与・待遇」

「就業先の選択で何を重要視するか」の問いに対し、一番多かった回答は“給与・待遇”で、86.0%に及んだ。

“勤務地”(84.7%)と“職種”(83.0%)の2項目の回答率も高く、“研修制度の有無”や“出張の有無”・“企業イメージ・ブランド力”には拘らないとの結果も興味深い。

一方、転職の際「雇用条件等で妥協したか」の問いでは、“妥協した”との回答が約4割。うち7割近くが給与・待遇面で妥協したと回答、“業種”や“勤務時間”など2位以下を大きく引き離した結果が出た。

給与条件や業務内容を重要視するエンジニア職の傾向がわかった反面、実際の転職においては給与条件を妥協する選択をしている現状が明らかになった。

転職の理想を現実するために

この調査を実施したトライアローは、“職を求めるエンジニアと人材・技術を必要とする企業がともに満足出来る関係づくり”を企業理念にあげ、たのしく働ける社会を目指すとしている。

同社の転職支援サービスは、機械的ではない親身なマッチング実施が特徴だ。担当するキャリアカウンセラーは、求職者との面談だけに留まらず、求人企業に何度も訪問するのだという。

また、転職条件を妥協せず有利に選考を進めるため、キャリアの整頓や応募書類作成・面接対策をサポート。転職成功を願い、一緒に頑張っていきたいと発信している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

これが転職の理想と現実!?就業先選びで重要視する項目トップ1は「給与・待遇」。しかし内定欲しさに妥協するのも「給与・待遇」 : トライアロー株式会社のプレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000013129.html

トライアロー株式会社
https://www.tri-arrow.co.jp/

記事をシェアする

小塚岳史
小塚岳史