定年退職後の夫婦の関係
2016.03.23
野村不動産アーバンネット株式会社が「定年退職後の夫婦の生活」についてインターネット上アンケートを50代・60代夫婦、2060名に実施し、結果発表を行った。
2013年の「高年齢者雇用安定法」の改正で、「原則、希望者全員を65歳まで雇用」を義務づけられた結果、60歳定年企業における定年到達者のうち、厚生労働省の「2015年 高年齢者の雇用状況」によると82.1%継続雇用されている。
定年退職の年齢も徐々に選択できるような環境になり、定年退職についての考え方も大きく変わりつつある。
意識調査として、夫と妻の意識の差、定年退職前・後の意識の差をまとめている。
夫と妻の意識の差については、定年後のイメージについて「自分の趣味や楽しみを第一に生活を送れそう」と48.5%の夫が回答しているが、一方で妻は27.7%と低く、妻は夫よりも定年後に不安を持つ結果となった。
夫婦円満の秘訣についての回答では、「相手を束縛しない」「お互い干渉しない」等、夫婦にも一定の距離を置いて尊重し合う結果となった。
退職準備の項目として、準備しておけば良かったこととして、「新しい趣味を作る」や「新しく何かを学び始める」などの定年後の時間の有効活用について回答が多くあがった。
定年後は生活が一変し、行動範囲が変わる。老後の住みやすい住居に住みかえの意向も比較的高く、生活の優先順位が変化する。また、家庭内でも子供の独立、親の高齢化等、退職後の生活は新しい変化を生む結果となった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
野村不動産アーバンネット株式会社 プレスリリース
http://www.nomura-un.co.jp/news/pdf/20160315.pdf
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