平成28年3月卒大学生就職内定率は87.8%(前年同期比1.1ポイント増)

2016.03.22
平成27年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(2月1日現在)公表

18日、文部科学省及び厚生労働省は、平成28年3月大学等卒業予定者の就職内定状況を共同で調査し、平成28年2月1日現在の状況を取りまとめ公表した。

調査対象

調査は、文科省・厚労省が設置者・地域の別等を考慮し選定した、大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)の112校、調査対象6,250人からの調査結果を取りまとめたものである。

調査結果の概要

平成28年3月に卒業する大学生の就職内定率は87.8%、前年同期と比べ1.1ポイント増えた。上昇は5年連続である。

この87.8%の就職内定率は、平成18年7月「いざなぎ景気」を超える戦後最長の好景気を記録した年度である、平成19年2月調査の87.7%を超えたことになる。

文系・理系別では、文系の就職内定率は87.3%(前年同期比1.1ポイント増)、理系の就職内定率は90.2%(同1.5ポイント増)となっている。

地域別にみると、関東が最も高く91.8%(前年同期比0.3ポイント増)、最も低いのは中国・四国の80.1%(前年同期比2.7ポイント増)であった。

今後の支援は

厚労省、文科省及び経産省は、1月から3月末まで「未内定就活生への集中支援2016」の取り組みを通じて、1月から2月末までにジョブサポーターの支援によって約2万1千人が就職したとも公表した。

引き続き、就職内定への支援を続けるとともに、未就職の卒業生に対しても就職支援を継続して行うとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

文科省「平成27年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(2月1日現在)」
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/28/03.pdf

記事をシェアする

高野勤一
高野勤一