保育園問題はやっぱり深刻!育休ママの7割がフルタイム復帰を予定

2016.03.12
復帰後に勤務時間を短縮しないママも半数以上

『保育園落ちた日本死ね』というネット上の投稿が話題となり、働く女性たちが職場復帰の際に直面する諸問題について注目が集まっている。

株式会社マクロミルは、「育休復帰ママ&パパのリアル調査」と題し、20~49歳の産休・育休中の有職女性、およびその夫である有職男性を対象にアンケートを実施した。

復帰後の働き方について女性に尋ねた質問では、フルタイム勤務が最も多く全体の68.9パーセントを占めた。短時間などの時短勤務に変更する予定の女性は31%にとどまり、多くの女性にとって保活(保育園探し)が深刻な問題であることが改めてうかがえる結果となった。

働く女性と夫の間では意見のギャップが

復職後の女性の働き方に対する考えを聞くと、男女で異なる結果に。女性の66.9%が「育児を優先させ、仕事はほどほどにしたい」と回答し、「本音を言えば仕事は辞めたい」人も32.0%と3割を超えた。働くママたちの本心は「育児優先して仕事はほどほどにしたい」という所にありそうだ。

一方で男性は「産休・育休前と同様に働いてほしい」人が最も多く、全体の42.3%を占めた。女性と男性とでは出産後の働き方について考え方にギャップがあることがうかがえる。

赤ちゃんを育てながら仕事復帰する女性たちは、心も体も大きなストレスを抱えているのが現状。企業側が時短勤務などでサポートするのはもちろん、家事分担・育児分担などを夫婦間でしっかりと話し合い、夫が協力することが重要だと言えそうだ。

(画像はHoNoteのホームページより)

▼外部リンク

マクロミル/無料調査レポート HoNote(ホノテ)
http://www.macromill.com/honote/201603072/report.html

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間山圭奈
間山圭奈