災害時に備え、4割以上の主婦が自宅近くの職場を希望
2016.03.09
震災の影響は働く主婦層にも
今年も3月11日が近づき、東日本大震災の発生から5年が経過しようとしている。被災地の復興・再生には少しずつ前進の兆しが見えてきているが、働く女性たちはどのように受け止めているのだろうか。
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』を運営する株式会社ビースタイルは、調査機関『しゅふJOB総研』において、2011年から「震災が仕事選びに及ぼす影響」に関するアンケートを実施している。
震災直後に実施された調査では、主婦層の就業意欲は低下。しかし翌年にはむしろ就業意欲が上昇傾向に転じ、災害を乗り越えて働こうとする主婦層の前向きな意欲が現れる結果となった。
職場と自宅との距離に対する意識が高まっている
2月8日~22日に344人の主婦を対象として行われた今回の調査。「震災はあなたの仕事選びにどのような影響を与えていますか?」という問いについては、44.1%の人が「特に震災の影響はない」と回答。また「災害時すぐに帰宅できるように家から近い職場を希望するようになった」人も40.6%と4割以上を占めた。
職場と家の距離については、特に子どもがいる主婦において関心が高く、子どものいない主婦と比べて15.0ポイントもの差がついた。災害時に一刻も早く子どもを迎えに行けるよう、主婦の職場選びにおいては勤務地がいっそう重要視されていることがうかがえる。
(画像はしゅふJOB総研アンケートのホームページより)
▼外部リンク
しゅふJOB総研アンケート
http://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-8243/
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