企業は「超売り手市場」にどう立ち向かうのか~「あしたのチーム総研」設立記念シンポジウム

2016.01.11

8日、「はたらく人のワクワクをクリエイトする」株式会社あしたのチームは、あしたのチーム総研レポート「全国有効求人倍率1.25倍、企業は新しい人材確保のために「超売り手市場」にどう立ち向かうのか」を発表した。

今後の労働市場の行方

2015年12月厚生労働省発表の全国有効求人倍率は1.25倍の高水準となり、完全に「超売り手市場」に移行した。この有効求人倍率からは、よりよい給与条件や就業環境を求めて他企業への転職を考える従業員が今後増加していくと予測される。

この状況下、経営者は優秀な従業員の定着や新しい人材を確保するために、人事評価制度を見直す必要に迫られている。求められている人事評価制度とは、従業員のモチベーションや能力開発を促し、従業員及び企業の成長につながる制度である。

あしたのチームの代表取締役社長高橋恭介が語る「従業員が思う、会社からの評価に対する本音」とは

500社を超える企業の人事評価システムをサポートした経験から、以下の点を挙げている。

達成感、上司や同僚からの承認が、働く動機づけにつながる

心理学者フレデリック・ハーズバーグのモチベーションの性質とそれを最も効果的に上げる方法の研究から、不満の解消だけでは働く動機づけは上げることができないことも明らかにされている。

従業員の本音は「給与を上げてほしい」

「目標を達成すれば給与が上がる」という成果に応じた人事評価制度の導入が必要である。それには、全従業員が納得する制度であることが必要であり、これこそが普遍的な動機づけにつながる。

従業員の意欲が高まる「目標」「評価」「報酬」の好循環で企業業績アップ

上司と部下が多面的な目標設定をし、達成するプロセス全体が人事評価制度である。

部下が目標を主体的に自己設定し、上司は目標達成に向けて進捗を管理しながら部下を指導していく。その成果によって評価され、それが給与に反映される。

目標と評価の仕組みと得られる報酬の開示こそが、従業員を変えるのである。

あしたのチーム総研設立10周年設立記念シンポジウムを開催

基調講演「第一線で活躍する有識者が語る!2016年労働法改正をにらんだ中小企業における人事領域の課題と対策の最前線」・パネルディスカッション・懇親会を開催する。

2016年1月19日(火)大手町サンケイプラザ4F ホール(東京都千代田区大手町1-7-2)で開催する。会費5,000円(税込・懇親会費を含む)時間14:00開場~20:00。詳細は、プレスリリースから確認してほしい。

(画像はサイト「あしたのチーム」より)

▼外部リンク

プレスリリース
http://ashita-team-soken.com/research/20160108.html

「あしたのチーム」
https://www.ashita-team.com/seminar/20160119/

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高野勤一
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