2017年卒者の採用新スケジュール、4割の企業担当者が「歓迎」

2015.12.26
2017年度は選考解禁日が2カ月早まる

株式会社DISCOは「2017年度新卒採用スケジュールに関する緊急企業調査」を実施。調査は12月8日~14日に行われ、2017年3月卒業予定者の新卒採用を予定している企業907社より有効回答を得た。

2016年度の採用スケジュールは選考解禁日が「8月1日」に後ろ倒しされた結果、多くの混乱が生じたことは記憶に新しい。経団連は2017年卒者の採用活動について、選考解禁日を「6月1日」へと2カ月早める旨の指針を先日発表したばかりだ。

2年連続のスケジュール変更となる2017年度の採用活動について、各企業はどのように受け止めているのか、同社の調査結果をみてみよう。

採用活動は短期化する見通し

新スケジュールについては、40.2%の企業が「歓迎できる」と回答。選考解禁が2カ月前倒しされることは、採用活動においてプラスになると考えている企業が多いことがうかがえる。

採用活動スタイルにも変化がみられ、「エントリー受付は3月以降、選考開始は6月以降」とした企業が25.4%。「定められた期日よりも前倒しで活動し、後半戦まで活動」すると答えた企業は、2016年度の53.7%から38.7%に減少。長期化が問題となった2016年度に比べ、採用活動は短期化する見通しだ。

一方で選考開始時期の前倒しに対する悪影響を懸念する声も上がっており、56.8%と半数以上が「十分な母集団形成ができなくなる」と回答。また内定辞退についても52.1%が「減少しない」と悲観的な予測を立てているようだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社DISCO プレスリリース
http://www.disc.co.jp/pressrelease/detail/

記事をシェアする

kakimoto