職場のハラスメント、気づいている人事担当者は約6割!?

2015.05.04
ハラスメントを知るきっかけは第三者からの相談

エン・ジャパン株式会社が運営する、人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』。同サイトでは「ハラスメント(パワハラ/セクハラ/マタハラ)対策について」と題したアンケートを実施。調査は2014年12月17日~1月20日に行われ、221人より有効回答を得た。

「従業員の各種ハラスメントについて、どの程度把握しているか?」という質問には、「把握している」との回答が全体の4%、「だいたい把握している」が52%となり、合わせて約6割の人事担当者が社内で起きているハラスメントについて認知しているという結果に。

ハラスメントについてどのように把握したか尋ねた問いには、「本人の周辺(上長・同僚等)からの相談」が最も多く71%。「本人からの相談」が52%、「社内の噂で聞いた」が42%となり、情報源は本人自身よりも第三者からの相談が鍵となることが多いようだ。

ハラスメントの「発見の遅れ」に悩む担当者も

ハラスメント対策を行っているかどうかについての質問では、60%の人事担当者が「はい」と回答。実施したハラスメント対策のうち有効だと感じたものについては、「社内に相談窓口を設置」が41%、「就業規則に規定を設ける」が36%、「管理職向けの研修・講習会の実施」が35%と続いた。

しかし厚生労働省が平成24年度に行った調査では、パワハラの経験者が社内の相談窓口に相談をしたケースはわずか1.8%という結果に。人事に相談が持ち込まれる例は氷山の一角にすぎず、ハラスメントの発見や把握に苦労している担当者も多いようだ。

(画像はニュースリリースより)

▼外部リンク

エン 人事のミカタ「ハラスメント(パワハラ/セクハラ/マタハラ)対策について」
https://partners.en-japan.com/enquetereport/095/

エン・ジャパン株式会社 ニュースリリース
http://corp.en-japan.com/newsrelease/2015/2943.html

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