ビッグデータがマップに!「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」 が第2次リリース
2015.12.18
「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」(以下「RESAS:リーサス」という。)とは、産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のビッグデータを集約し、可視化するシステムである。
内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)及び経済産業省は、本年4月から「RESAS:リーサス」を先行して提供している。12月18日、第2次リリースとして新たなマップを追加して運用開始した。今回のリリースについても、広く一般に公開されるものである。
新規追加されたマップには「地域経済循環マップ」及び「林業マップ」がある。
「地域経済循環マップ」は、地域のお金の流れを、生産(付加価値額)、分配(所得)、支出の三つの段階で「見える化」し、地域経済を活性化するための検討に役立てることができる。
「林業マップ」は、地域の林業法人別の林産物販売・林業作業請負別で収入を把握できる。
機能拡充されたマップには「農業マップ」及び「観光マップ」がある。
「農業マップ」は、地域の農業経営体の実態などを分析するために、法人化率、農業経営者の年齢構成、年間延べ農作業日数、農業生産関連事業の実施状況などのデータを把握できる。
「観光マップ」は、地域における外国人のカード消費額を国籍別・部門別に表示したり、取引件数や単価などから、外国人の消費活動を分析できる。クレジットカードのデータは、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社のクレジットカードデータからの出所である。
地域における様々な議論に役立つことを期待されている。
(画像は「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」より)
▼外部リンク
「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」
https://resas.go.jp/#/13/13101
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