再就職を希望する女性と雇用側企業には大きなミスマッチがあると判明!?
2015.12.15
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社は、実践女子大学人間社会学部准教授の斎藤明研究室と共同で、「就業希望側と雇用側での意識格差に関する現状や再就職に向けた学習について」の調査を実施した。
調査は10月14~16日に行われ、インターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」の登録モニターより、再就職を希望する女性304人、企業の採用担当者160人より有効回答を得た。
再就職を希望する女性が不安に思う要素について尋ねると、「子育て」が50.7%と半数以上。「働きたいが仕事がない」が29.6%、「働くためのスキルがない」が15.5%と続き、特に正社員を希望する人は職場環境や条件面について、契約・派遣社員を希望する人は子育てと仕事の両立について悩みを抱えているようだ。
再就職に当たって学びたい能力・スキルについては、「パソコン操作」が55.9%、「外国語」が30.6%、「タイピング能力」が24.3%。能力・スキルを習得するための場所としては、「書籍、教材」「資格スクール」などが挙がるなか、特に正社員を希望する女性では「大学・大学院」で専門的な知識を身に付けたいという声も見られた。
一方で企業側が求めるスキルとして挙げられたのは「コミュニケーション能力」「ビジネスマナー」をはじめ、「データをまとめるスキル」や「プレゼンテーション能力」など。再就職を希望する女性が必要と考えるスキルとは大きな差が生じている。
企業側は再就職を希望する女性の雇用形態について「正社員」や「役職が付く職位」などの採用も想定しており、社内で活躍する人材を求めている。一方で女性の希望者が多いSOHO形式での業務委託については、導入済みおよび導入予定の企業を足しても24.4%にとどまり、就業希望側と雇用側の意識格差は大きいようだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社/再就職希望の女性と雇用側の意識格差に関する調査結果
http://research.nttcoms.com/database/data/002009/
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