現場のICT化は進んでいるのか、医師の働き方改革を調査
2024.02.08
株式会社フロンティア・フィールドは、「医師の働き方改革」について調査を実施し、結果を2024年2月6日に発表した。2024年4月の改正労働基準法の施行まで約2か月となったものの、取り組みが進んでいない状況が明らかになった。
同社は、病院内コミュニケーションのデジタル化を促進する「日病モバイル」を展開している。調査は、医療機関経営者124名、医師200名の回答をまとめたものだ。
「医師の働き方改革」に取り組んでいると回答した経営者は64.5%、同時に課題を感じていると回答した人は63.7%だ。
取り組み内容は「医師以外の医療関係者へのタスクシフト、タスクシェアリング」が最も多く、「ICT技術を活用した業務効率化」が最も少なかった。
また、現場の医師に勤め先の医療機関はICT技術を活用した業務効率化がどの程度進んでいるか聞いたところ、70.0%が「進んでいない」と回答。
今後取り組んでいきたい働き方改革は、医師・経営者ともに1位が「医師の増員」、2位が「ICT技術を活用した業務効率化」となった。
医師・経営者に聞いた、必要と思われるICT施策は「音声入力やスマホ対応の電子カルテ入力などによる作業の効率化」「勤怠管理システムによる労働時間の管理適正化」「Web会議やグループチャットを活用したチーム医療」などが多くあげられている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社フロンティア・フィールド 「医師の働き方改革」実態調査
https://media.frontierfield.co.jp/trend/19
株式会社フロンティア・フィールドのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000032.000064723.html
おすすめの記事
人手不足による倒産が上半期だけで182件、小規模事業の倒産が約8割
2024.07.07 - 調査・データ
スマイルモアが「在宅勤務に関するアンケート」調査を実施
2024.06.30 - 調査・データ
学情が「就職活動準備における動画活用」に関して調査を実施
2024.06.29 - 調査・データ