「企業は健康経営に取り組んでいる」産業医の7割以上が回答

2024.02.03
産業医が実感する健康経営の実態

株式会社Mediplatは、「産業医による健康経営に関する実態調査」を実施し2024年1月29日に結果を発表した。健康経営に取り組んでいる企業が増加傾向にあることが明らかになった。

企業の健康経営に対する意識

同調査は、2023年12月に行われたもので、病院・クリニック・事業場等に勤務している産業医108名の回答をまとめている。

「健康経営に取り組む企業が増えてきているか」との質問に、「非常に/ややそう思う」という産業医の回答は合わせて74.9%。企業の健康経営に対する優先度について「かなり/やや高い」の回答は合わせて61.9%になる。

具体的な取り組みは「健康課題の把握」が39.8%、「ワークライフバランスの推進」が28.7%だ。ほかにも「ヘルスリテラシーの向上」「感染症予防対策」が27.8%となっている。

一方で、健康経営の課題は「ワークライフバランスの推進」32.4%、「健康課題の把握」30.6%、「課題に基づいた具体的な目標設定」27.8%などがあげられた。

行うべき取り組みとは?

健康経営に関して企業がどのような取り組みを行うべきか、産業医の認識を聞いたところ「メンタルヘルスケアの強化とサポート」が41.7%、「労働時間の是正やハラスメント防止」が34.3%、「運動や食事、睡眠指導などの健康推進プログラム」が33.3%であった。

産業医を導入することで得られる効果は「従業員のパフォーマンスの向上」50.9%、「メンタル不調の防止」45.6%、「離職率低下」40.4%となっている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

メドピア株式会社のプレスリリース
https://medpeer.co.jp/press/13133.html

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高野勤一
高野勤一