昇進・昇格に対する社員の意識調査、上を目指す人材の割合は?

2024.01.18
役職別意識の差

ビジネスコーチ株式会社は、「昇進・昇格に対するポジションおよび役職別の意識の差」について調査し、結果を2024年1月15日に発表した。前年に行った「昇進・昇格に関する社員意識調査2023」のポジション・役職別版となる。

管理職として期待されているか

同調査は、従業員数500人以上の企業に勤務する非管理職(役職なし326人・主任82人・係長92人)500人、管理職(課長423人・部長26人・本部長51人)500人を対象に行ったものだ。

経営陣から「管理職になることを期待されている」と回答した非管理職は20.4%、内訳は役職なしが16.6%、主任25.6%、係長29.3%だ。経営陣から「社長になることを期待されている」管理職は12.8%で課長8.0%、部長26.9%、本部長45.1%、非管理職は5.2%となっている。

昇進の期待を高めるには

社長になりたいと考える気持ちを高めるには、非管理職が「報酬やインセンティブ」で26.6%、「成長の可能性」や「会社からの期待」などもあげられている。

管理職は課長が「仕事のやりがい・達成感」で30.5%、部長が「報酬やインセンティブ」で46.2%、本部長も同回答で35.3%。職場にモデルにしたい人物がいると回答したのは非管理職/管理職ともに30%台であった。

内閣府の調査によると、日本の若者は他国と比べ自己肯定感が低いことが明らかになっている。上司が期待を伝える、部下が期待を受け止めるコミュニケーションや環境作りが求められるのではと提起している。

(画像はプレスリリースより)
出典元:ビジネスコーチ調べ

▼外部リンク

ビジネスコーチ株式会社のプレスリリース
https://www.businesscoach.co.jp/

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高野勤一
高野勤一