テレリモ総研調査、半数以上が「100%出社回帰」に反対の可能性

2024.01.14
ビジネスパーソン1044名が回答

株式会社LASSICは、同社が運営するテレワーク・リモートワーク総合研究所にて「オフィス出社回帰に対する従業員の声」に関する調査を実施し、その結果概要を2024年1月12日に発表した。

同社は、リモートワーク人材サービス『Remogu』の提供などを手がける企業。今回の調査は、テレワーク/リモートワークの経験を持つビジネスパーソンを対象としてインターネット上にて2023年11月に実施され、1044名から有効回答を得ている。

56%強が「100%出社回帰」に反対の可能性

調査では、「リモートワークから出社に会社方針が変わったら、あなたは転職を考えますか?」と質問している。結果は、「元の生活に戻るだけなので受け入れる」という回答が最多となったが、比率は43.9%で過半数にはおよばなかった。この結果から同社は、残りの56%強が「100%出社回帰」に反対している可能性を示唆している。

先の質問において「100%リモートワーク」を希望すると回答した人には、リモートワークが育児におよぼす影響についても、複数回答形式で質問。結果は、60.9%の「時間にゆとりができる」や48.4%の「子どもと過ごす時間が増える」が上位に並んだ。同社は、この回答の多くを30代が占めたことにも注目している。

コロナ禍が「働き方」に大きな変化をおよぼした

今回の調査結果から同社は、3年以上におよんだコロナ禍が「働き方」に大きな変化をおよぼし、「出社だけの働き方」を望まない従業員が想像以上に多く存在すると考察。そして、リモートワークを「緊急時の中で生まれた働き方」と見なさず、むしろ柔軟な就業形態として採用することで、働き盛りの優秀人材を獲得できる可能性があるとまとめている。

(データは株式会社LASSIC調べ)
(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社LASSIC
https://www.lassic.co.jp/

リモートワークから出社に会社方針が変わったら? – テレワーク・リモートワーク総合研究所
https://teleremo.net/?p=577

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