退職を検討した人の不満や悩み・社内のキャリア形成に関する問題点が明らかに

2023.12.28
ビズリーチの転職検討者への調査

株式会社ビズリーチのHRMOS WorkTech研究所は、同社の転職サイトを利用するビジネスパーソンの中で、過去に退職を検討したことがある人に調査を実施。631件の有効回答をまとめ結果を2023年12月26日に発表した。

社内でのキャリア形成に対する悩み

まず、退職検討者に対し在席企業への不満や悩みを聞いたところ「自身のキャリアの将来性」54.0%、「給与・賞与」32.2%が最も多くあげられた。

具体的な内容は「キャリアを考慮に入れない人事異動」「新しい環境でチャレンジしてみたい」など、キャリア形成に対する内容が多い。

企業では、人事異動によって新しいキャリア形成の可能性があるが、人事異動や新しい配置を行う際、重点的に評価してほしい項目について聞いたところ「スキル・経験」78.2%、「異動希望・キャリアの展望」60.7%などが上位であった。

社内公募制度に関する問題点

従業員自ら移動を希望する「社内公募制度」について、利用したいとの回答は78.6%。社内公募制度があると回答したビジネスパーソンに課題を聞いたところ「社内公募の数・種類が少ない」「気軽に応募できる雰囲気ではない」が40.0%となっている。

フリーコメントでは、自分のスキルにあったポストがない、チャレンジしたい業務の募集が少ない、求めるスキルやレベルが分かりにくいといった公募の内容に関するものや、上司から阻止される、出来レースもあるなどの問題を指摘する声もあげられた。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社ビズリーチのプレスリリース
https://www.bizreach.co.jp/pressroom/

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高野勤一
高野勤一