中小企業の社内管理の実態、時間・タスク管理に割ける時間は「1時間未満」が約3割

2023.12.15
中小企業の社内管理に関する実態

株式会社SMBは、企業の経営者・管理職1,017人を対象に「中小企業の社内管理に関する実態」調査を行い、結果を2023年12月13日に発表した。

2024年から運送業や建設業の一部の業種で時間外労働の上限規制が始まることを受け、企業で労働時間やタスク管理が行われているかを調べたものだ。

管理に課題、約7割

労働時間管理について「課題を感じていることがある」と回答した人は72.5%。感じている課題とは、「勤怠管理(残業管理)」57.5%、「従業員の業務量の把握」47.8%、「従業員の労働時間の把握」40.0%などが多くあげられた。

従業員の労働時間管理やタスク管理に割ける時間について聞いたところ「15分未満/日」28.6%、「30分未満/日」26.3%、「1時間未満/日」29.2%となっている。

これらの管理が「完璧にできている」5.8%、「ある程度できている」52.8%、「あまりできていない」34.8%、「ほぼできていない」6.6%であった。

管理の属人化が懸念

従業員の労働時間・タスク管理を行っているのは「管理者(直属の上司やマネージャーなど)」が最も多い。専用システムでデジタル管理している人は56.0%、管理が属人化されていると「思う」との回答は58.4%であった。

労働時間やタスク管理は一部の決められた人によって行われており、属人化している傾向がうかがえた。

(画像はプレスリリースより)
引用元:ゼネラルリサーチ調査・株式会社SMB

▼外部リンク

株式会社SMBのプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000113102.html

株式会社SMB
https://www.smb-inc.co.jp/

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高野勤一
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