女性管理職の実態と部下の本音を調査、上司の性別は「気にならない」が約6割

部下から見た女性管理職のマネジメント

株式会社JTBコミュニケーションデザインは、ワーク・モチベーション研究所において『～女性管理職の実像と本音～vol.1「部下から見た女性管理職のマネジメントに関する調査」』を行い、結果を2023年11月13日に発表した。

部下のやる気、女性上司が高い傾向に

同調査は、従業員100人以上の会社に勤務する非管理職の男女1,032名、またそのうち上司が女性・男性という男女258人の回答を抽出している。

はじめに「今の仕事に喜びを感じる」という項目に「当てはまる／やや当てはまる」と回答した人の割合を調査したところ、女性上司のいる女性で33.3％、女性上司のいる男性で36.8％、男性上司がいる女性は24.1％、男性上司がいる男性は30.7％であった。

女性上司を持つ部下が高い傾向にあるが、全体的に肯定する回答の割合は前回調査の2009年よりも低い結果となった。女性従業員からは「相談しやすい」「知識・経験が豊富」「部下の私生活を考慮してくれる」など女性上司への評価が高い。

「上司の性別は気にならない」61.0％

上司の性別は、特に気にならないと回答した人は全体の61.0％で、2009年よりも8.7%増加している。男性部下では67.9%と7割近くとなった。

また家族や地域など身の回りでも女性上司に「違和感がない」との回答は多く、地域による差異も示されなかったと報告しており、前回調査よりも女性管理職への存在が認識されていることが明らかになった。

（画像はプレスリリースより）

▼外部リンク

株式会社JTBコミュニケーションデザインのプレスリリース
https://www.jtbcom.co.jp/news/2023/1501.html