60歳以上の就業で不安に思うのは、雇用先よりも体力!?

2015.10.30
40~50代の6割以上が60歳以降も働き続けたい

味の素株式会社は「60代以降の就業及び健康」に関するインターネット調査を実施。アンケートは9月に行われ、全国の40代~70代の男女計2,000人より有効回答を得た。

40~50代の人に「60歳以降も働き続けたいと思いますか?」と尋ねると、61.3%の人が「働きたい」「どちらかといえば働きたい」と回答。とくに男女別では40~60代男性の約7割が、60代以降の就労についての意欲を示した。

「60歳以降も働くとしたらどんな不安があるか」という問いについては、最も多かったのは「体力的に続けられない」で全体の57.0%。「健康を維持する」「ストレスが溜まる」が続き、「雇用先が見つからない」は30.2%と4位にとどまった。仕事内容よりも体力に不安を感じている人が多いことがうかがえる。

高齢者の就労支援は健康寿命の延伸にも寄与する

「人生観や価値観」についてのアンケート結果をみると、60~70代では40代と比較して「社会や地域に役立つ人生を送りたい」、「人との出会いやつながりを大事にしていきたい」など、社会との関わりを重視する傾向がみられた。

また60~70代の男性について、現在働いている人とリタイアしている人を比較。すると「達成感ややりがいを感じられる人生を送りたい」、「常に人生で挑戦していきたい」などの項目において、働いている人の方が「はい」と答える割合が多く、人生に対する意識の高さがみられた。

高齢者の就労については、体力面の維持継続が重要であり、早いうちからの対策が必要。働くことでやりがいや前向きな意欲が生まれ、健康寿命の延伸にもつながりそうだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

味の素株式会社 プレスリリース/PR TIMES
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000008668.html

味の素株式会社
http://www.ajinomoto.com/jp/

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