ジンジブ、2023年高校新卒採用についての企業動向調査を実施

2023.01.30
企業の新卒採用担当者649人が回答

株式会社ジンジブは、高校新卒採用についての企業動向調査を実施し、その結果概要を2023年1月27日に発表した。

同社は、高校生の就職/キャリア教育/採用育成に関する事業を手がける企業。今回の調査は、2023年卒の採用数や入社後のフォローなどを企業の新卒採用担当者に訊ねる形で2022年12月に実施され、649人(うち高卒採用実施は356人)から有効回答を得ている。

約7割の企業は募集人数に充足していない

調査ではまず、23卒の高校新卒の採用計画における求人募集人数の増減について訊ねている。結果は、前年と比較して「変わらない」という回答が全体の55.1%を占めて最多となった。次に多かったのは28.7%の「増やした」であり、「減らした」という回答は8.1%に留まっている。

23卒高校新卒採用の採用人数について計画通り充足したかどうかも、調査では質問。結果、「充足した」という回答が31.9%で最多となったが、残りの約7割の企業は募集人数に充足していないことが判明した。また、およそ半数の企業が募集人数に充足せず採用活動を継続していることも、調査結果から明らかになっている。

高卒採用への需要は今後高まる

調査では、採用における高卒/大卒の区別や相互影響についても質問している。新卒研修を大卒/高卒で分けるかを訊ねると、45.9%が「一部分けて研修」、45.4%が「全く同じ研修」と回答。大卒26卒からの一括採用廃止に伴い高校新卒採用を強化するかどうか訊ねたところ、44.4%が「これまでと変わらない」、31.6%が「高卒採用を強化」と回答した。

これらの結果から同社は、高卒採用への需要は今後高まると推測。企業は魅力アピール方法の多様化などに取り組む必要があるとまとめている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

高校新卒採用についての企業動向調査23年(12月) – 株式会社ジンジブ
https://jinjib.co.jp/archives/9321

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kakimoto