総務・人事担当者に聞いた、「人事異動」で退職した人がいる企業は56.8%
2023.01.28
アート引越センター株式会社のシンクタンク「0123引越文化研究所」は、300人以上の企業の総務・人事担当者322名に対し自社の転勤(引越の伴う人事異動)に関する調査を実施し、結果を2023年1月27日に発表した。
年間の人事異動の実施回数を聞いたところ、「毎年2回実施」が29.2%、「1回実施」「3回以上」が23.0%であった。1999年の調査と比較すると「3回以上」が23.4ポイント減少している。人事異動の時期は4月が68.0%で最も多いが、10月、3月、9月などもある。
赴任手当支給は、単身世帯に71.4%で平均額は約9.3万円、家族世帯には67.7%で平均額は13.1万円。転勤者に対する支援を行っている企業は91.3%、特例制度は52.5%だ。転勤者を選ぶ際の家族構成について「未婚優先」は60.2%、「子どもがいない人優先」が37.2%である。
「本人の希望や意思をかなり/どちらかといえば反映している」の回答は44.8%、転勤に伴う社員からの相談事が「ある」との回答は72.0%、相談内容は「転勤先の住居問題」48.7%、「仕事内容」46.1%、「職場環境」44.0%などがある。
社員の反応は「変わらない」40.7%、「少しネガティブに変わった」20.8%、「少しポジティブに変わった」20.5%。転勤の辞令をきっかけに退職した人は「多い」8.7%、「たまにいる」48.1%で、合計56.8%だ。2023年春の転勤者数は「変わらない」が49.1%であった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
アート引越センター株式会社のプレスリリース
https://www.the0123.com/
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