研修や学びへの満足度は約半数、キャリアに活かすためには「エンゲージメント」がカギ

2023.01.22
研修・教育支援に関する調査

株式会社Works Human Intelligenceは、「企業が提供する研修・教育支援に関する調査」を行い、その結果を2023年1月20日に発表した。エンゲージメントと研修の効果を明らかにしている。

「学びに満足している」45.8%

政府が個人のリスキリング(学び直し)の支援に5年で1兆円を投じると発表したことから、企業の研修・教育の取り組みが注目されている。同調査は、従業員500名以上の企業に勤める会社員1,082名の回答をまとめた。

勤めている企業の学びの支援に「満足している」と回答した人は45.8%、研修や学びが「仕事やキャリアに活かされている」は38.6%だ。

会社の一員であることを「強く誇りに思う」と回答した人のうち、研修や学びが活かされていると回答した人の割合は78.7%、学びに満足している人は90.2%となっている。

エンゲージメントが効果を左右する可能性

次いで「誇りに思う」人は研修や学びが活かされているとの回答が56.3%、学びへの満足は63.1%となったが、「どちらでもない」「思わない」「全く思わない」など、エンゲージメントが低くなるほど研修の有益性や満足度が低くなっている結果となった。

企業の人事担当者541名のアンケートでは、「人材育成に関する投資が増える見込み」との回答が6割近くになっているが、従業員のエンゲージメントや組織文化、投資効果を調査する必要があると指摘している。

(画像はプレスリリースより)
「Works Human Intelligence調べ」

▼外部リンク

Works Human Intelligenceのプレスリリース
https://www.works-hi.co.jp/news/20230119

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高野勤一
高野勤一