パーソルPT、全国の正社員7700名を対象に「キャリア資産実態調査」実施

2022.11.07
『プロテア』の「キャリア資産診断」をもとに

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、全国の会社員を対象として「キャリア資産実態調査」を実施し、その結果概要を2022年11月4日に発表した。

この調査は、同社が提供しているキャリア自律支援サービス『プロテア』に搭載された機能「キャリア資産診断」をもとに行われたもの。同年8月にインターネット定量調査として実施され、正社員7700名(20~69歳・男女)より回答を得ている。

大企業は中小企業よりも社員のキャリア資産が高い

『プロテア』では、会社員がマルチステージの人生を生きるために重要な「無形資産」をキャリア資産と見なし、この資産の蓄積状況を可視化する「キャリア資産診断」を提供している。

「キャリア資産診断」をもとに実施された今回の調査の結果、大企業は中小企業よりも社員のキャリア資産が高いことが判明した。この結果について同社の成瀬岳人氏は、リスキリングなどの人材・キャリア開発施策の効果がキャリア資産の形成に影響した可能性を指摘している。

調査では、情報通信業・金融業といった業界でキャリア資産の向上傾向があることも認められた。この結果について成瀬氏は、業界自体が外部環境の変化に伴い変化し続けていることが、キャリア資産の蓄積につながったと分析している。

社外との接点の多さも、キャリア資産に影響

調査結果を職種別に見た場合、経営企画やマーケティング、また研究・開発部門などの専門職において、キャリア資産が高いことが明らかになった。この結果については、社外ステークホルダーなどとの接点の多さが影響したと、成瀬氏は考察している。

調査では、複業の実施者が非実施者よりキャリア資産が高いことも判明。この結果について成瀬氏は、複業が越境学習経験やネットワーク構築の機会となった可能性を指摘している。

(画像はプレスリリースより)
(データは、パーソルプロセス&テクノロジー 『プロテア』調べ)

▼外部リンク

『プロテア』7700名のキャリア資産に関する分析レポートを公開 – パーソルプロセス&テクノロジー株式会社
https://www.persol-pt.co.jp/news/2022/11/04/7006/

記事をシェアする

kakimoto