自覚なしの高ストレス者・8割近くが年収800万円を超えるエース社員

2022.04.06
「隠れテレワ負債」とは

株式会社ワーク・ライフバランスは、株式会社DUMSCOと共同でテレワークの会議過多による、突然休職のリスクに関する調査を実施し、その結果を2022年4月5日に発表した。

人事や本人も察知できないストレスを抱えている「隠れテレワ負債」を明らかにしている。

1日平均4件以上の会議がボーダーライン

同調査は、週1日以上テレワークで勤務する22歳以上のビジネスパーソン367人の回答をまとめたものだ。

テレワークによる1日の会議数と、高ストレス者の割合を調べたところ、1日平均3件の会議で高ストレス者は14%であったのに対し、1日平均4件の会議では高ストレス者が37%に急増している。

その高ストレス者にアンケート式のストレスチェックを行ったところ、43%が高ストレス者としての自覚がないことが分かった。

しかもこのような「隠れテレワ負債者」の76%が、年収800万円を超えるエース社員であることが明らかになっている。

リスク低減に意識したい「インターバル」

エース社員のストレスを分析したところ、低ストレス者は会議が連続する場合、5分の休憩を挟む「会議間インターバル」と、終業時間と始業時間を11時間以上空け、7時間以上の睡眠時間を確保する「勤務間インターバル」を実施していることが分かった。

高ストレス者は、インターバルの意識はしても実践できていないのが現状だ。調査レポートでは、「45分会議」のフォーマットを推奨している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社ワーク・ライフバランスのプレスリリース
https://work-life-b.co.jp/news/

記事をシェアする

高野勤一
高野勤一