保育業界のICT導入は保護者の満足度につながるか
2022.03.20
「はいチーズ!システム」調査
千株式会社は、保育業務支援システム「はいチーズ!システム」を展開しており、利用施設の保育士を対象に「保育ICT導入における業務時間削減効果」についてアンケートを実施。その結果を2022年3月16日に発表した。
削減された時間は9割以上
同システムの利用により、1週間で削減された時間を業務別に調べたところ、「保護者連絡」は100%、「保育記録」は94.3%、「帳票類作成」は94.1%、「登降園管理」93.9%となった。
これまで手書きで行われていた作業を全てシステムで行うことが可能になり、1週間の削減時間の平均は「保護者連絡」と「保育記録」が1.7時間、「帳票類作成」が2.1時間、「登降園管理」が1.3時間となっている。
保護者の満足度が「上がると思う」7割強
保育業界は、2019年から実施されている保育料の無償化や待機児童ゼロ達成などにより、保護者が保育園を選ぶことができるようになっていることから、保護者に選ばれるために独自の教育プログラムを取り入れているところも少なくない。
ICTを導入することで保護者の満足度は上がると思うか聞いたところ、「とてもそう思う」は16.3%、「そう思う」は55.8%、「あまりそう思わない」20.9%、「そう思わない」7%となった。
同調査では、ICTの導入により保護者の満足度が上がると7割以上が回答していることからも、差別化を図る1つの方法になるのではと報告している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
千株式会社のプレスリリース
https://sencorp.co.jp/6421/
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