女性社員の半数以上が「職場のジェンダーハラスメント」を感じている!

2015.09.22
「女性活躍推進法」に向けて参考になる意識調査

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社は、同社が運営する女性向けの求人情報サイト『エンウィメンズワーク』にて、「職場のジェンダーハラスメント」調査を実施。アンケートは7月23日~8月26日に行われ、同サイトの利用者1,037人より有効回答を得た。

「女性活躍推進法」が成立し、各企業においては女性活用のための行動計画を策定するなど、具体的な取り組みが進められている。しかし実際の職場に目をやると、まだまだ男性との差別を感じている女性社員も多いようだ。

「働く中で、女性であることが不利だと感じたことはありますか?」という質問については、「ある」と答えた人が全体の54%と半数を超えた。婚姻別に見てみると、「ある」とした人のうち既婚者は58%、未婚者は52%となり、既婚者のほうがより性別による不平等を感じている結果となった。

「出産後の仕事」「給与・待遇の差」などが主な要因

女性は不利だと感じる理由について婚姻別に見ると、既婚者の62%が「出産後に仕事を続けにくい」と回答。子どもを迎えに行くため勤務時間に制限がある、産後に同じ部署に戻れないなどの悩みを抱える女性が多いようだ。

未婚者では「給与・待遇に差を感じる」が全体の51%、「出世が難しい」が44%となった。男性と同じ仕事をしているのに給与に差があったり、任される仕事がある程度のレベルに抑えられたりする現状があるようだ。

女性が働きやすい職場にするにはどうしたらよいか尋ねると、「職場復帰支援の充実」「短時間勤務制度の充実」「育児休暇制度の充実」などの回答が上位を占めた。女性にとっては、性別や婚姻の有無にかかわらず、安心して働けるための制度づくりが必要とされているようだ。

(画像はニュースリリースより)

▼外部リンク

エン・ジャパン株式会社 ニュースリリース
http://corp.en-japan.com/newsrelease/2015/3079.html

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kakimoto