転職コンサルタントに訊く職務経歴書・履歴書のポイント。「ミドルの転職」調査

2021.04.10
転職コンサルタント212名が回答

エン・ジャパン株式会社は、同社運営サイト『ミドルの転職』にて「職務経歴書・履歴書のポイント」についてアンケートを実施し、その結果概要を2021年4月8日に発表した。

『ミドルの転職』は、いわゆるミドル世代のための転職サイト。今回の調査は、同サイトを利用している転職コンサルタントを対象として実施され、212名から有効回答を得ている。

「過去在籍企業での職務内容」などが特に不十分

調査ではまず、「職務経歴書・履歴書の内容が不十分な求職者はどれくらいいると感じますか?」と質問。結果は、「5割以上」という回答が全体の36%を占めて最多となった。次点には、31%の「3割」や13%の「4割」、12%の「2割」などが続いている。

特に不十分だと感じる項目を訊ねると、「過去在籍企業での職務内容」「直近在籍企業での職務内容」「転職理由」が上位に並んだ。スカウトを送る際にWEB履歴書で注目するポイントとしては、「職務経歴」では職務内容の具体的な記載が、「プロフィール」では学歴・職歴が評価できて応募先と関係性があるかが、それぞれ最多となっている。

成功する人は、「逆算して記入している人」

調査では、職務経歴書・履歴書の作成時にミドルがやってしまいがちな失敗例についても、複数回答形式で訊ねている。結果は、50%の「レイアウトが見づらい」と44%の「仕事の成果に具体性がない」、42%の「専門性やできることが曖昧」がトップ3に並んだ。

なお、発表された結果概要では、転職に成功する人の職務経歴書の特徴として「企業が求めている人物像や職務経験から、逆算して職務経歴書を記入している」といった点を挙げている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

「ミドルの職務経歴書・履歴書のポイント」調査 – エン・ジャパン株式会社
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2021/25735.html

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石藤明人
石藤明人