7割近くが「厳しくなる」。日経HR、転職エージェントに2021年の中途採用を訊く

2021.02.01

株式会社日経HRは、転職エージェント（人材紹介会社）を対象として中途採用に関する調査を実施し、その結果概要を2021年1月29日に発表した。

同調査は、2021年における中途採用求人件数の予測や、求人増となる業界・職種の予想を、転職のプロフェッショナルに訊くというもの。2020年12月にネット上にて実施され、国内の主要な転職エージェント75人（40社）より回答を得ている。

調査ではまず、2021年の中途採用求人件数について訊ねている。結果は、「少し増えると思う」という回答が50.7％を占めてトップとなった。次点には、22.7％の「変わらず」や21.3％「少し減ると思う」がランクイン。「大幅に増えると思う」と「大幅に減ると思う」は、共に2.7％に留まっている。

2021年における企業側の選考基準については、「少し厳しくなる」という回答が52％を占めて最多となった。14.7％の「非常に厳しくなる」と合わせると、「厳しくなる」という見方は7割近くに到達。「厳しくなる」と考える理由としては、コロナ禍のため企業がコスト意識を高め、人件費抑制へ動いていることなどが上げられている。

2021年に中途採用の求人件数が増えそうな業界としては、72.5％で「IT・通信・インターネット」がトップとなっている。次点の「総合」「サービス」は共に20.0％であり、正しく集中する結果となった。職種については、「IT・Web・ネットワークエンジニア」という回答が62.5％で最多となっている。

なお、同年において求人需要が特に高まりそうな人材のキーワードについては、「DX」「即戦力」「IT」が上位に並んだ。

（画像はプレスリリースより）

▼外部リンク

2021年の転職市場、選考基準「厳しくなる」約7割　～転職エージェント調査～ – 株式会社日経HR
https://www.nikkeihr.co.jp/news/2021/0129401.html