コロナ禍がIT系や医療・介護系に影響。「エン派遣」2020年7月の平均時給

2020.08.23
『エン派遣』に掲載された求人情報を集計し、算出

エン・ジャパン株式会社は、2020年8月19日、2020年7月度の派遣平均時給を発表した。

ここでの「平均時給」は、同社が運営する派遣情報サイト『エン派遣』に掲載された全職種の求人情報をエリア別に集計し、算出されたもの。同社はこの「平均時給」レポートを、毎月発表している。

三大都市圏の全てが前年同月比プラス

今回発表されたレポートによると、2020年7月度の三大都市圏における派遣平均時給は、1581円となった。前月比では、金額で4円、割合で0.2%のプラスとなっている。前年同月比でも、金額で6円、割合で0.4%増加し、2ヶ月ぶりにプラスへ転じている。

職種別に結果を見ると、IT系と技術系、そして医療・介護系が前年同月比プラスをマーク。逆に、オフィスワーク系とクリエイティブ系は、前月比も前年同月比もマイナスとなっている。エリア別に見ると、三大都市圏の全てが2ヶ月ぶりに前年同月比プラスを達成。東海エリアと関西エリアは、前月比と前年同月比が共に大幅なプラスを示した。

医療・介護系の人手不足が、時給を押し上げた

今回平均時給が上昇した要因としてエン・ジャパン株式会社は、IT系や医療・介護系における時給引き上げを指摘する。コロナ禍によってテレワーク需要が拡大し、Webサービス開発企業の採用強化が進んだと、同社は考察。また、この情勢下における医療・介護系での人手不足もまた、全体の時給を押し上げたと分析している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

2020年7月度『エン派遣』三大都市圏 募集時平均時給レポート – エン・ジャパン株式会社
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/23865.html

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kakimoto