97.3%が「働きやすい」。「マイナビ 2020年在日外国人のアルバイト実態調査」

2020.05.18
16歳以上の在日外国人300名が回答

株式会社マイナビは、『マイナビ 2020年在日外国人のアルバイト実態調査』を実施し、その結果概要を2020年5月15日に発表した。

同調査は、現在日本にてアルバイトをしている16歳以上の在日外国人を対象として、同年3月26日から4月3日にかけて実施されたもの。300名より有効回答を得ている。

母国との違いは「挨拶・マナーが厳しい」

同調査ではまず、アルバイト先の働きやすさについて在日外国人に訊ねている。回答の結果は、「働きやすい」が41.7%、「どちらかというと働きやすい」が55.7%となり、合計すると97.3%が働きやすいと感じていることが明らかになっている。

働いて感じた母国との違いについて複数回答形式で訊くと、最多となった回答は27.3%の「挨拶・マナーが厳しい」。また、「時間に厳しい」「上下関係が厳しい」など、勤務条件よりも文化に関する回答が上位に入った。

調査では、アルバイト先に必要と感じる改善点についても質問。結果は、「勤務時間の長さ」「異文化への理解」「昇給・昇格のスピード」といった日本の雇用文化に関する回答が、上位に並んでいる。

「外国人が勤務可能な求人が少ない」

調査では、日本でアルバイトを探す際に大変だったことについても、複数回答形式で訊ねている。結果、「外国人が勤務可能な求人が少ない/又は限られている」という回答が35.0%で最多となった。次点には「求められる日本語レベルが高すぎる」「日本語での履歴書等、書類の準備」など、語学に関する回答が多く並んでいる。

これらの結果からマイナビは、民間企業は外国人の受け入れ体制をさらに強化する必要があると、まとめている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

『マイナビ 2020年在日外国人のアルバイト実態調査』を発表 – 株式会社マイナビ
https://www.mynavi.jp/news/2020/05/post_23207.html

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石藤明人
石藤明人