若手社会人の在宅ワーク環境、試行錯誤。レジェンダ・コーポレーション調査

2020.05.03
20代~30代前半の社会人1058名が回答

レジェンダ・コーポレーション株式会社は、若手社会人の在宅ワーク環境について緊急アンケートを実施し、その結果概要を2020年4月28日に発表した。

同社は、人と組織の変革をサポートする人事BPR・BPO事業を展開している企業。同調査は、在宅ワーク導入が進む状況を鑑み、同年4月20日から23日にかけて実施されたものであり、20代~30代前半の社会人1058名より有効回答を得ている。

課題は「コミュニケーション不足」

調査ではまず、現在の働く環境を若手社会人に訊ねている。結果は、43.4%が「フルタイムで在宅勤務」と回答。「一部日程で在宅勤務」という回答も25.5%に達しており、両方を合計すると全体で68.9%が在宅ワークを行っていることが明らかになった。なおエリア別に見た場合、7都道府県のフルタイム在宅勤務率は51.1%、7都道府県以外は23.8%となっている。

在宅で働く若手社会人には、在宅ゆえに困っていることも質問。結果は、「コミュニケーション不足」という回答が42.8%を占めて最多となった。次点には、37.9%の「ネット環境が職場に比べて劣る」や36.8%の「時間管理・自己管理が難しい」が並んでいる。

「時間管理ではなく成果管理にしてほしい」

調査では、在宅ワークにおいて「会社や上司に期待すること」についても、自由回答形式で質問。結果、「個人の業務分担を明確に定めてほしい」「光熱費の手当を支給してほしい」「時間管理ではなく成果管理にしてほしい」「捺印書類のために出社しなくてはいけない事態をどうにかしてほしい」といった声が寄せられている。

これらの結果についてレジェンダ・コーポレーションは、環境整備もままならぬまま在宅ワークが導入され、試行錯誤をしながら働く社会人の姿が浮き彫りになったと考察している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

若手社会人の意識調査結果 4割がフルタイムで在宅ワークへ – レジェンダ・コーポレーション株式会社
https://www.leggenda.co.jp/news/press-20200428-01.html

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石藤明人
石藤明人