約半数の企業が、育成を7割以上変更。調査「コロナは新人育成をどう変えたか?」

2020.05.02
人事コンサル企業が、111社を対象として調査

アチーブメントHRソリューションズ株式会社は、調査「コロナは新人育成をどう変えたか?」を実施し、その結果概要を2020年4月27日に発表した。

同社は、人事コンサルティングを提供している企業。同調査は、企業の新人育成における新型コロナウイルスの影響を計るべく実施されたものであり、111社より有効回答を得ている。

変更・中止した育成、「社内で実施する入社時研修」が最多

調査ではまず、新型コロナによって新人育成にもたらされた影響の「度合い」を訊ねている。結果は、「7~9割の変更・中止」という回答が39.6%を占めて最多となった。次点には、28.8%の「4~6割の変更中止」などがランクイン。「全てを変更中止」という回答も7.2%に達しており、約半数の企業が7割以上を変更したことが明らかになっている。

変更・中止した育成の内容を複数回答形式で訊ねると、「社内で実施する入社時研修」という回答が82.0%でトップとなった。逆に、これまでに既に実施した育成については、49.5%の「eラーニング」や47.7%の「オンライン研修(社内講師)」が上位に並んでいる。

「人脈の学習」について「マイナス」73.9%

調査では、新人が組織に馴染むために必要な事柄において、新型コロナがいかなる影響をもたらしたかについても訊ねている。

結果は、「人脈の学習」について「マイナスな影響があった」と回答した企業が73.9%に達した。また「知識・スキルの獲得」についても、57.6%の企業が「マイナスな影響があった」と回答。一方、社会人への意識の切り替えを示す「学習棄却」については、「変わらない」が50.5%となっている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

新型コロナの影響で「新人育成の7割以上変更」が約半数 – アチーブメントHRソリューションズ株式会社
https://achievement-hrs.co.jp/news/pressrelease/17256/

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石藤明人
石藤明人