求人数、微増。パーソルキャリア、2020年3月の「doda 転職求人倍率レポート」発表

2020.04.23
転職希望者1名に対して求人が何件あるかを算出

パーソルキャリア株式会社は、2020年4月20日、2020年3月の「転職求人倍率」をまとめた『doda 転職求人倍率レポート』を発表した。

同社は、総合人材サービスを展開するパーソルグループにて、転職サービス『doda』の運営などを手がける企業。ここでの「転職求人倍率」は、『doda』エージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対し、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値となっている。

2020年3月の「転職求人倍率」、2.54倍

パーソルキャリアの発表によると、2020年3月の「転職求人倍率」は2.54倍となった。前月比では0.02ポイントのプラスを示している。全体の求人数については、前月比では101.0%、前年同月比では102.5%をマーク。転職希望者数も、前月比では100.4%、前年同月比でも106.1%の増加となった。

今回の結果を業種別に見た場合、「IT・通信」「メディカル」など5業種で求人数が増加。特に、前月比102.9%の「メーカー」と同102.5%の「小売・外食」は高い増加率を示した。職種別に見ると、11職種中8職種で求人数が増加し、特に「技術系(メディカル)」「技術系(電気・機械)」において増加率が上昇している。

求人数の減少および選考期間の長期化を予測

今回の『doda 転職求人倍率レポート』における結果について『doda』編集部は、新型肺炎の感染拡大を受けつつも求人数が微増した点に注目。選考基準・スケジュールを変更する企業の増加や、転職希望者の活動期間延長などを、その理由として挙げている。

今後の動向として『doda』編集部は、求人数の減少および選考期間の長期化を予測している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

『doda』2020年3月 転職求人倍率 2.54倍 – パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/

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