時給、全体的に上昇傾向。ディップ、2020年1月における派遣時給データを発表
2020.02.26
ディップ株式会社は、2020年2月21日、同年1月における派遣時給データを発表した。
同社は、求人情報サイト『はたらこねっと』の運営などを手がける企業。今回発表されたデータは、『はたらこねっと』に掲載された派遣・紹介予定派遣の求人広告データをもとに、集計が実施されている。
ディップの発表によると、2020年1月度の三大都市圏(関東・関西・東海)における派遣平均時給は、1465円となった。前月比ではプラス1円、前年同月比ではマイナス7円の結果となっている。
職種別に平均時給を見た場合、6職種中5職種で前年同月を上回った。特に「IT・エンジニア系」では、前年同月比がプラス80円にまで上昇し、過去最高をマーク。「WEB・クリエイター系」も、プラス66円の伸びを見せている。
エリア別の平均時給は、関東エリアが1558円、東海エリアは1296円、関西エリアが1340円となった。なお、前年同月比がプラスを示したのは、関東エリアのみとなっている。
今回の結果についてディップは、幅広い職種で平均時給が前年同月を上回った点に注目し、全体的な時給は上昇傾向にあると考察。しかし一方で、比較的時給が高くない「介護系」の件数が大幅に増加し、全体の平均時給に影響した可能性も指摘している。
なお求人の件数については、前年同月比プラス20.8%なった。同一労働同一賃金の導入を控え、交通費支給を行う求人件数の割合が増加している点に、ディップは注目している。
(画像はディップの公式ホームページより)
▼外部リンク
派遣求人の平均時給は1465円。前年同月比7円減、前月比1円増 – PR TIMES
https://www.dip-net.co.jp/news/1269
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